猫背が気になって背筋を伸ばす
肩を後ろに引く
胸を張るようにする
このように、姿勢を意識することで改善しようとしている方は多いのではないでしょうか。
そして実際に、意識しているときは姿勢が良くなる感覚があると思います。
ただ、その一方で
気を抜くとすぐ元に戻ってしまう
長く続かない
このような状態を感じたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
頑張っているのに変わらない。
意識しているのに維持できない。
このように感じると、「もっと意識をしないと!」と思ってしまうこともあるかもしれません。
⬜︎意識しているときだけ姿勢が良い
⬜︎気を抜くとすぐ戻る
⬜︎姿勢を意識すると疲れる
このような状態がある場合は、この先の内容が当てはまる可能性があります。
しかし、この状態は努力不足ではありません。
むしろ、姿勢に対して目を向け意識する努力はとてもステキな事だと感じます。
ただ、意識しても姿勢が変わらないのは、ある意味で自然なことだと言えます。
今回は、その理由について体の仕組みという視点から整理してお話ししていきます。
1. なぜ意識しても姿勢は戻ってしまうのか
まず前提として、人の姿勢は「意識」よりも「無意識」によって作られています。
体は常に無意識のうちにバランスを取りながら、倒れないように姿勢を保っています。
つまり、普段の姿勢は「無意識の調整」の結果として成り立っています。
この状態に対して、意識で姿勢を変えようとするとどうなるか。
その場では変えることができます。
しかし、それはあくまで「力(筋肉)で作っている状態」です。
意識している間だけ維持できる姿勢は、体が変わったのではなく、筋肉を使って一時的に形を作っている状態です。
そのため、意識が抜けた瞬間に、体は元の無意識のバランスへ戻ろうとします。
これが
意識しているときは良い姿勢
→気を抜くと戻る
という状態が起こる理由です。
2. 今の姿勢は「体にとって都合のいい状態」
ここで重要な視点があります。
それは、今の姿勢は「悪い状態」ではなく
今の体にとって都合がいい状態として成り立っている可能性があるということです。
人の体は、「正しい形」よりも「今楽に成立する状態」を優先します。
例えば、足を痛めたとき、無意識にかばうような歩き方になります。
このとき体は、後に別の部位に負担がかかることよりも、「今動けること」を優先しています。
姿勢も同じです。
生活習慣
体の使い方
筋肉のバランス
体の緊張
これらの条件の中で、最も成立しやすい形として今の姿勢が作られています。
その結果として、猫背や巻き肩といった状態になっていることがあります。
つまり、今の姿勢は単なる悪い癖ではなく、体全体のバランスの中で成立している「今の最適化」とも言えます。
この状態に対して、一部分だけを意識で変えようとしても、全体のバランスが崩れるため、体は元に戻ろうとします。
3. ジェンガで考える体のバランス
この状態をイメージするうえで分かりやすいのが、ジェンガのような構造です。
ジェンガは、積み上がったブロック同士がバランスを取りながら成立しています。
一つ一つのブロックが支え合うことで、全体の形が保たれています。
この状態で、ある一箇所だけを無理に動かす
もしくは
バランスを考えずに積むとどうなるか。
当たり前ですが全体のバランスが崩れ倒れます。
そして崩れないようにするために、負荷が集中する部分ができます。
つまり、1箇所だけを変えるということは、全体のバランスを崩す行為になります。
これが体で起きていることと似ています。
体も同じように、全体のバランスで成り立っています。
そのため
猫背だから背中だけ伸ばす
巻き肩だから肩だけ後ろに引く
といったように、全体のバランスを考えずに、一部分だけを変えようとすると他の部分で帳尻を合わせる必要が出てきます。
その結果、別の部分に負担がかかったり、無意識のバランスに戻ろうとしたりします。
つまり、姿勢は部分ではなく、全体で成立しているものです。
4. 意識によって起こる副作用について
最初にも話しましたが、姿勢を意識すること自体が悪いわけではありません。
ただ、今回のテーマは「なぜ姿勢が変わらないのか」という構造の話になるため、この部分については深くは触れませんが、意識によって姿勢を作ることには注意点もあります。
部分的に姿勢を作ろうとすると、体のどこかに余計な力が入りやすくなります。
例えば
胸を張ることで
↓
腰が反りやすくなる
肩に力が入りやすくなる
首の緊張が強くなる
といったように、別の部分に負担が移ることがあります。
これは、体全体のバランスと帳尻が合っていない状態で、無理に姿勢を作っているために起こる現象です。
5. 姿勢を変えるとはどういうことか
では、姿勢を変えるためにはどうすればよいのか。
ここで大切なのは、「意識して形を作ること」ではなく、「体全体のバランスを変えること」です。
体は重心の位置に合わせてバランスを取ります。
そのため、重心位置や体の使い方、筋肉の緊張状態などが変わることで、結果として姿勢も変わります。
つまり
姿勢を変える
=形を変えることではなく
=バランスが変わった結果として姿勢が変わる
ということです。
この順番が重要になります。
6. 当院の考え方
当院では、姿勢を「作るもの」としてではなく、「結果として現れるもの」として捉えています。
そのため、特定の部位だけを変えるのではなく
重心の位置
体全体のバランス
筋肉の緊張状態
体の使い方
といった全体の状態を確認しながら施術を行っています。
体のバランスが整い、無意識でも力が抜けた状態が作られることで、結果として自然な姿勢へと変化していくと考えています。
7. まとめ
意識しても姿勢が変わらないのは、意識が足りないからではありません。
今の姿勢は、体全体のバランスの中で成立している「都合のいい状態」である可能性があります。
そのため、一部分だけを変えようとしても、体は元の状態に戻ろうとします。
姿勢を変えるためには
部分ではなく全体を見ること、形ではなくバランスを見ることが重要になります。
体のバランスが整い、無意識でも力が抜ける状態になると、姿勢は意識しなくても維持しやすくなります。
今回の内容が、ご自身の体の状態を見直すきっかけになれば嬉しく思います。
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