椅子から立ち上がるとき、「うっ」と腰に痛みを感じる。
そんな経験はありませんか?
デスクワークが多い方や、長時間座って過ごすことが多い方にとって、
実は珍しくない悩みです。
この「立ち上がり時の腰痛」、
加齢や姿勢の悪さだけでなく、**腸腰筋(ちょうようきん)**という筋肉が関係している場合があると考えられています。
腸腰筋ってどんな筋肉?
腸腰筋は、「大腰筋」と「腸骨筋」という2つの筋肉の総称です。
腰椎(腰の骨)から骨盤を通り、太ももの骨(大腿骨)につながっています。
この筋肉は**股関節を曲げる(脚を持ち上げる)**動きに深く関わっています。
また、腰椎を安定させる役割も担っており、体幹の安定や姿勢維持にも大切な存在です。
長く座っていると、腸腰筋がどうなる?
長時間座り続けると、股関節がずっと曲がった状態(屈曲位)になります。
この姿勢では腸腰筋が短縮したままになりやすいのです。
短縮状態が続くと、筋肉は硬くなって柔軟性を失います。
この状態で急に立ち上がると、硬くなった腸腰筋がスムーズに伸びず、
その負担が腰椎(腰の骨)に集中してしまうと考えられています。
立ち上がり時の腰痛と腸腰筋の関係——考えられるメカニズム
実際の医療・リハビリ分野でも、こうしたメカニズムが指摘されています。
・腸腰筋が硬直すると骨盤が前傾し、腰椎の前弯(反り)が強くなる
・腰椎の椎間板や関節に負担がかかる
・筋肉や神経へのストレスが痛みを引き起こす
という流れです。
ただし、すべての腰痛が腸腰筋の硬直から起こるわけではなく、
筋膜や椎間板、関節の問題、神経症状など他の要因が関与しているケースも多いことは忘れてはいけません。
“ほぐすだけ”では改善しない理由
腸腰筋の硬直が疑われる場合、ストレッチやマッサージを行うことは一つの手段です。
しかし、筋肉を単にほぐすだけでは改善が難しいケースもあります。
なぜなら、筋肉の硬直は結果であり、原因ではないことが多いからです。
たとえば、姿勢の癖、骨盤や背骨のアライメント(配列)の乱れ、
歩き方や体の使い方の偏りなどが背景にあると、
腸腰筋だけを緩めてもすぐに硬さが戻ってしまいます。
当院では
当院では、腸腰筋をはじめとする体のバランスを評価し、
筋肉・関節・姿勢・動き方など多角的にアプローチを行っています。
筋肉をゆるめるだけでなく、「なぜその筋肉が硬くなるのか?」を一緒に考え、対応していきます。
「立ち上がるときの腰の痛みが慢性化してきた…」
「セルフケアやマッサージでも改善しない…」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
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※なお、強い痛みやしびれ、安静にしていても続く痛みがある場合は、まず整形外科など医療機関の受診をおすすめします。
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野口 翔太
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