「階段を降りるときに膝が痛む」
「片足だけ違和感がある」
「筋トレやストレッチを続けているのに変化が見られない」
こういった膝の悩みを抱える方は少なくありません。
膝痛に対して「太ももの筋肉を鍛えることが大事」といった情報はよく知られています。
もちろん、筋力は膝の安定にとって重要な要素のひとつです。
しかし、実際の現場では、トレーニングを続けているのに痛みが改善しない方も多く見られます。
このようなケースで見落とされやすいのが、**膝の“ねじれ”**の存在です。
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膝は、まっすぐな構造でこそ安定性が発揮される
膝関節は、本来
・つま先
・膝
・太もも(股関節)
これらが一直線に揃った状態で、力を正しく受け止められるように設計されています。
しかし、日常生活における立ち方・歩き方の癖、片足荷重、筋バランスの偏りなどによって、
膝が徐々にねじれた状態になることがあります。
このねじれた膝では、階段を降りる・しゃがむといった動作で関節に過剰なストレスがかかり、
やがて痛みにつながります。
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トレーニングだけでは改善しにくい理由
「筋力をつければ膝の痛みは改善する」と思われがちですが、
関節の軌道が乱れた状態のままトレーニングを行うと、
筋肉が正しく働かず、かえって関節に負担をかけてしまうことがあります。
特に、膝がねじれた状態のままでは、
筋肉の出力が偏り、関節の圧力も局所的に集中しやすくなるため、
十分なトレーニング効果が得られにくくなります。
したがって、筋力アップだけでなく、膝にかかる構造的な負担を軽減する視点が必要です。
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反り腰と同じく、ねじれも「バランスの結果」として起こっている
人の身体は、「まっすぐであること」よりも「安定していること」を優先します。
たとえば太ももが内側にねじれた状態が続いている場合、
そのねじれたバランスに合わせて骨盤や膝も補正的に動き、
全体として安定しやすい形をとるようになります。
この状態が長く続くと、それが“自分にとって自然な姿勢”と認識され、
そこから無理に膝をまっすぐにしようとすることで、別の部位にストレスがかかるようになります。
このため、膝単体ではなく、全体の動きの中でねじれを見直していく必要があります。
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当院で行う膝へのアプローチ
当院では、膝だけに着目して施術を行うことはしていません。
・股関節や足首の可動域
・筋肉のバランス
・体全体のバランス
こういった膝に負担をかける原因となる身体全体のバランスを評価し、
ねじれを最小限に抑えながら、膝に過度なストレスがかからない体の使い方へと導いていきます。
それにより、関節の負担が減少し、再発しにくい安定した状態へとつなげることができます。
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まとめ
筋力やストレッチだけではなかなか膝の痛みが改善しないと感じている方は、
膝そのものではなく、“膝をねじれさせている構造的な要因”に目を向けてみてください。
そして、膝を正しく支えられる状態をつくったうえで筋肉を働かせていくことが、
本当の意味での改善につながります。
ただし、関節の変形が強い場合や炎症が続いている場合には、
整形外科などの医療機関での治療が必要になることもあります。
状態に応じて適切な判断を行いながら、自分の体と向き合っていくことが大切です。
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野口 翔太
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