1.痛みの悩みを抱えるあなたへ
「長年の肩こりがつらいけど、薬に頼りきるのは避けたい…」
「腰の痛みが慢性的に続いていて、湿布は効いていない気がする…」
「病院では“異常なし”といわれたけれど、明らかに痛みはある…」
こうした声は、僕の治療院でも非常に多く寄せられます。
現代医療では、画像診断や血液検査など
“数値で異常が見つかる”状態に対応することが得意です。
しかし、日常生活に支障をきたす痛みは、
そうした「目に見える異常」がないことも多く、
十分なケアを受けられていない方も少なくありません。
そんな中で注目されているのが、「鍼灸によるアプローチ」です。
鍼灸は、古くから使われてきた治療法でありながら、
近年では科学的な研究も進み、「慢性的な痛み」に対する有効性が数多く報告されています。
2.鍼灸が痛みに効くメカニズムとは?
鍼灸が「なぜ痛みに効くのか?」を説明するには、
まず痛みのメカニズムを簡単に理解する必要があります。
慢性痛の多くは、単に筋肉や関節が炎症を起こしているだけではなく、
「神経の過敏化」や「脳の痛みの記憶」によって長期化するとされています。
つまり、痛みは脳や神経の働きによっても強くなったり、慢性化したりするのです。
鍼灸は、まさにこの「神経系」に働きかけることができる治療法です。
具体的には以下のようなメカニズムが確認されています:
■ 鍼刺激による”鎮痛物質”の放出
鍼を打つことで、脳内で「エンドルフィン」や「セロトニン」といった
“痛みを和らげる物質”が分泌されることがわかっています(Han JS, 2004)。
➡︎ 脳内で「天然の痛み止め」が放出されるようなイメージです。
たとえば、激しい運動のあとに心地よい疲労感とともに痛みが軽くなることがありますが、それもエンドルフィンの働きによるものと考えられています。
鍼はそれを人工的に引き出すスイッチとして機能します。
■ 脊髄レベルでの痛みのゲートコントロール
鍼刺激が、痛みの信号が脳に伝わるルート(脊髄)を一時的に“ブロック”することも報告されています。これを「ゲートコントロール理論」と呼びます(Melzack & Wall, 1965)。
➡︎ これは、脳への“痛みの通行止め”を一時的に作るようなものです
痛いの痛いの飛んでけ〜で痛みが和らぐ理由と同じです!
さすることによる刺激信号が痛みよりも優先されることで、
痛みの信号が伝わりにくくなるのです。
鍼刺激もこの仕組みに近い働きをしています。
■ 血流の改善による組織の回復促進
筋肉や結合組織への鍼刺激によって、血流が改善し、組織の修復が促進されます。
これにより、筋緊張や老廃物の滞留が軽減され、痛みが緩和されるのです。
➡︎ イメージとしては、滞っていた川の流れを鍼で整えるような感覚です。水(血液)が流れれば酸素や栄養が運ばれ、汚れ(老廃物)は流されていきます。これによって、痛みの原因となる筋肉のこわばりや炎症が改善されていくのです。
3.科学的根拠が示す鍼灸の効果
近年、鍼灸は「補完医療」の分野で世界的に注目され、数多くの研究が行われています。
■ 米国国立衛生研究所(NIH)
慢性腰痛、頸部痛、変形性膝関節症、片頭痛、緊張型頭痛などに対する鍼灸の有効性を認めており、「薬物療法に代わる第一選択肢の一つ」として位置づけられています(NIH Consensus Statement, 1997)。
■ Cochraneレビュー(国際的な医学データの統合分析)
肩こりや腰痛、片頭痛において、鍼灸は「プラセボ以上の効果がある」と報告されており、特に長期的な症状の改善に効果が期待されています(Vickers et al., Arch Intern Med, 2012)。
これらのデータからも、鍼灸は“エビデンスに基づいた選択肢”として、
決して珍しい方法ではなくなってきています。
4.「鍼って痛そう…」という不安に対して
初めて鍼灸を受ける方が最も気にされるのが、「鍼って痛いんじゃないの?」という点です。
鍼灸で使われる鍼は非常に細く、髪の毛ほどの太さしかありません。
注射針のように液体を注入することもなく、
組織へのダメージは極めて少ないのが特徴です。
多くの方が施術中に「思っていたほど痛くなかった」
「むしろ気持ちよくて寝てしまった」と話されます。
とはいえ、感じ方には個人差があるのも事実です。
そのため、当院では初めての方に対しては、
・鍼の説明と体験時間の確保
・刺激量の調整(ご本人に合わせたやさしい鍼)
・必ず「鍼」ということではなく必要に応じて提案する
といった対応を行い、できるだけ不安を取り除いた上で
施術を進めていければと考えています。
5.鍼灸は「痛みと向き合うための手段」
慢性的な痛みは、多くの場合「我慢していればそのうち治る」
といった種類のものではありません。
むしろ、放っておくことで脳や神経に“痛みの記憶”が定着し、
どんどん治りにくくなることもあります。
鍼灸は、そうした「慢性痛をコントロールしていく手段」
として非常に有効だと考えています。
単なる一時的なリラクゼーションではなく、
・神経系へのアプローチ
・血流や内臓機能の調整
・身体の状態の変化に合わせた継続的ケア
といった多面的な視点から、“痛みの緩和”を支えていきます。
6.医療との併用を前提に、安心してご相談を
もちろん、重篤な病気が隠れている可能性がある痛みについては、
まず医療機関での検査や診断が優先されるべきです。
僕自身も、必要があればすぐに医療機関での受診を勧めています。
その上で、「原因がはっきりしないけど、確かに痛い」
「薬ではなかなか変化が感じられない」
そんな方には、
鍼灸というアプローチが一つの選択肢になると考えています
痛みに悩んでいるけれど、もうどうしていいか分からない。
そんな時こそ、“あらゆる角度からの視点”が有効的であると思います、
鍼灸は、単なる気休めでも、最後の手段でもありません。
あなたの痛みと、真剣に向き合うための
“可能性のある選択肢”として、ぜひ一度ご相談ください。
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野口 翔太
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