PMS(月経前症候群)とセロトニンの関係について
こんにちは、鍼灸師の野口翔太です。今回は、女性にとって身近な「PMS(月経前症候群)」について、特に「セロトニン」との関係に焦点を当ててお話しします。PMSは月経前1〜2週間にかけて起こる心身の不調で、多くの方が様々な症状に悩まされています。そんなPMSと密接に関わる「セロトニン」について詳しく見ていきましょう。
PMSとは?
PMS(Premenstrual Syndrome)とは、月経前1〜2週間に起こる心身の不調のことです。症状としては、胸や腹部の痛み、イライラや不安感など、メンタル面での不調がよく見られます。ただし、症状やその程度には個人差があり、各々のライフスタイルや体調によっても異なるため、個別のケアが重要です。
セロトニンとは?
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質で、主に気分や情緒の調整に重要な役割を果たしています。セロトニンのレベルが高まると、幸福感やリラックス感が得られ、心の安定に寄与します。このため、セロトニンはPMSの症状緩和にも関わってくると考えられています。
PMSとセロトニンの関係
PMSの症状の一部は、セロトニンの変動と関係しているとされています。特に月経前1〜2週間にセロトニンのレベルが低下すると、イライラや憂鬱感、不安感といった感情の変化が生じやすくなります。PMSが原因で気持ちが不安定になるのは、このセロトニンの影響が一因として考えられています。
セロトニンを増やすための5つの生活習慣
PMSを改善するためには、セロトニンレベルを高めることが大切です。ここでは、日常生活の中でセロトニンを増やすための具体的な方法を5つご紹介します。
1. 食事
セロトニンの前駆物質である「トリプトファン」を含む食品(鶏肉、魚、卵、大豆など)を意識して摂ることが大切です。これにより、体内でのセロトニン合成がサポートされます。
2. 日光浴
日光を浴びることで、体内のセロトニン合成が促されます。外での活動や日光浴は、セロトニンレベルを自然に高めるのに効果的です。
3. 運動
適度な運動、特に有酸素運動やヨガなどはセロトニンの産生を助けます。深い呼吸を意識しながら体を動かすことで、リラックス効果も期待できます。
4. ストレスマネジメント
ストレスを上手に管理し、悪いストレス(ディストレス)を減らすことも重要です。ストレスがたまるとセロトニンの産生が阻害されるため、リラクゼーション法や趣味の時間を取り入れましょう。
5. 質の良い睡眠
質の良い睡眠は、セロトニンのバランスを整えるために不可欠です。快適な睡眠環境を整え、十分な休息をとることで、心身のリカバリーが図れます。
東洋医学的PMSの考え方
PMSの改善には、東洋医学的な視点からもアプローチすることができます。東洋医学では、PMSの症状を体質別に分類し、それぞれに適したケアを提案します。以下は、東洋医学的に見たPMSの主な体質タイプです。
1. 肝鬱気滞タイプ
慢性的なストレスによって自律神経のバランスが崩れ、気の流れが滞るタイプです。イライラや憂鬱感などの精神症状が強く出やすく、胸の張りや痛み、肩こり、頭痛などが随伴症状として現れます。
2. 寒凝血瘀タイプ
体の冷えが原因で血行が悪くなり、痛みが生じるタイプです。肩こりや頭痛、腹痛が出やすく、手足の冷えや生理痛、黒っぽい塊のある生理の色などが特徴です。
3. 水湿停滞タイプ
水分代謝が低下してむくみや体重増加を引き起こすタイプです。特に月経前は水分を溜め込みやすく、体や頭が重だるい感じや食欲不振、軟便などの症状が見られます。
4. 気血両虚タイプ
過労や栄養不足からエネルギーや血が不足し、疲労感や倦怠感が強く出やすいタイプです。食欲不振、不眠、顔色が白い、立ちくらみ、眼精疲労などが随伴症状として現れます。
まとめ:PMSと生活習慣の見直し
PMSの原因はセロトニンの不足だけではありませんが、心身の健康にとってセロトニンは重要な役割を果たしています。PMSの症状を軽減するためには、自分に合った生活習慣の改善が大切です。日々の生活の中で、セロトニンを増やす方法や東洋医学の視点を取り入れながら、心と体がバランスの取れた状態を目指しましょう。PMSでお悩みの方は、ぜひご相談ください。一緒に改善を目指していきましょう!
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野口 翔太
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