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vol.124 揉み返しは好転反応ではない

「施術後に痛くなったのは好転反応ですよ」

こう説明された経験がある方も多いかもしれません。
でも本当に、もみ返し=良い反応、と言い切ってしまっていいのでしょうか。

今日は、僕なりの考えをまとめておきたいと思います。

結論からお伝えすると、
僕は「痛みが出るほどの強いもみ返しは、基本的に好転反応ではない」と考えています。

もちろん、これはあくまで僕の臨床経験と考えに基づくものであって、絶対的な正解というつもりはありません。
ひとつの判断材料として読んでいただけたら嬉しいです。

◯もみ返しとは何か?

まず前提として、「もみ返し」と呼ばれている状態について簡単に整理します。

一般的に、もみ返しという言葉は

・施術のあとに筋肉痛のような痛みが出る
・押された部分がだるい、重い
・ひどいときには動かすとズキズキする

といった反応を指して使われることが多いです。

僕の感覚としては、これらの多くは

・筋肉や軟部組織に対する刺激が強すぎた
・同じ部位に繰り返し圧をかけすぎた
・受け手側のコンディションに比べて負荷が大きかった

このような時に起こりやすい「刺激オーバー」のサインだと捉えています。

つまり、患者さんのその日のキャパシティを超える刺激が入った結果として出ている反応であり、少なくとも「積極的に狙って起こすもの」ではないという立場です。

◯僕が考える「好転反応」とは

一方で、施術のあとは体の変化が出やすいタイミングでもあります。

なかには
・強い痛みではないが、いつもよりだるい
・やたらと眠くなる
・その日の夜ぐっすり眠れた

こういった変化が出る方もいます。

僕は、これらは

・交感神経の過緊張が少しゆるんだ
・体が「休養モード」に切り替わった

ことによって起こる反応である可能性が高いと考えています。

普段から常にスイッチが入っている状態(交感神経の過緊張)の方ほど、力が抜けたときとのギャップが大きくなり、「どっと眠気・倦怠感として出る」というイメージです。

このような変化は、体が回復モードに入りやすくなっているサインとして、僕は「起こり得る好ましい反応」と捉えています。

◯痛いもみ返しが「好転反応」とは限らない理由

ではなぜ、痛みを伴う強いもみ返しを「好転反応」とは考えていないのか。

理由はシンプルで、

・痛みで動きにくくなる
・日常生活に支障が出る
・施術前よりつらい状態になる

こういった変化は、「改善のための必要コスト」とは考えにくいからです。

もちろん、中には

「多少痛くても、ぐいぐい押してもらった方が好き」
「“やってもらった感”があった方が安心する」

という方もいらっしゃいます。
その場合は、ある意味「痛い=満足感」として成立しているので、
それを否定するつもりはありません。

ただ、

・痛いけど我慢している
・毎回もみ返しがきつい
・それでも症状の改善が見えてこない

このような状態であれば、少なくとも「それは好転反応だから大丈夫」とは僕は言えません。

施術の目的が「改善」を目指している以上、
そこまで強い痛みを出してまで刺激を入れる必要性は、あまり感じていないからです。

◯じゃあ、どんな反応なら心配しなくていいの?

目安として、僕は患者さんに次のようにお伝えしています。

・施術直後〜当日:少しだるい、眠い
・翌日:体の軽さや動きやすさを感じることが多い
・2〜3日しても局所の強い痛みが残るようなら、一度相談してほしい

あくまで目安ですが、症状自体の評価とは別で
・体全体として力が抜けてきた感じ
・よく眠れた
・「なんとなく楽かも」という感覚

このあたりは、「目指している方向に向かっているサイン」として見ています。

反対に、

・押されたところだけが強く痛む
・触るのもつらい

といった“局所の鋭い痛み”が残る場合は、
次回以降の刺激量やアプローチを必ず見直すようにしています。

◯「我慢するしかない」と思わなくていい

一番お伝えしたいのは、

「もみ返し=好転反応だから我慢が必要」

と、自分の感覚を押し殺さなくていい、ということです。

施術を受けたあとに

・痛いけれど、良くなるためには仕方ないと言われた
・何となく違和感があるけど、言い出しづらい
・毎回つらくなるけど、これが普通なのかなと思っている

もし、そんなふうに感じているとしたら、
その方法は、今のあなたには合っていないのかもしれません。

それは悪い・良いという話でもなく、
単純に「刺激の量ややり方が、あなたの体の状態とマッチしていない」という可能性があります。

◯最後に:あなたの感覚を大事にしてほしい

ここまで書いてきたことは、
あくまで僕自身の臨床経験と考えを整理したものです。

人によって心地よさの基準も違いますし、
「多少痛いくらいがちょうどいい」という方もいれば、
「ソフトじゃないと無理」という方もいます。

大切なのは、

・あなたがどう感じているか
・その施術で「目的に近づいている実感」があるか

この2つです。

もし、

・毎回つらいだけで変化がよくわからない
・説明と実際の感覚にギャップがある
・不安や疑問を話せる雰囲気がない

と感じているなら、一度立ち止まって、

「本当にこの方法は、今の自分にとって最善だろうか?」

と自分に問いかけてみてください。

僕の考えは、あくまでひとつの参考です。
そのうえで、ご自身の感覚や目的と照らし合わせながら、
納得できる選択をしてもらえたら、とても嬉しく思います。

もし、施術を受けたい!と感じてもらえた際にはいつでもご連絡ください☺️

 

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